子どもたちの日課を知る メリー★ポピンズ 志木駅前ルームのある一日
2021.09.22
メリー★ポピンズ 志木駅前ルーム(埼玉県志木市。以下、志木駅前ルーム)は、東武東上線志木駅前のマンションの一階にある保育園です。
毎日欠かすことなく戸外に出かけ、子どもたちはたくさんの発見をお土産に帰ってきます。
今回は志木駅前ルームの、とある夏の日の日常をお伝えします。
保育園の近くの川でザリガニ釣り
ザリガニ釣りは、子どもたちの夏のお楽しみ。
一度目は子どもたちの力では釣れず、悔しい思いで帰ってきました。
二度目は餌の付け方、釣り場を話し合い、子どもたちだけで10匹のザリガニを釣りあげました。
全部持ち帰ろうとする子どもたちに保育者は
「誰がお世話するの?」
「先生はできないよ」
「自分たちでするから飼いたい」
のやり取りの中で結局、10匹のザリガニを飼うことになりました。
「まだ餌あげてないよね?」
「そろそろ水槽が汚れてきたよ」
の年長児たちの言葉の掛け合いを耳にした乳児クラスの子どもたちも仲間入り。
乳児クラスの子どもたちは自分たちで作ったおままごとのご飯を水槽の前に持っていき、「ご飯ですよ」「どうぞ召し上がれ」と話しかける姿も見られました。
幼児クラスの真似をして水槽洗いも上手になりました。
子どもたちの日々の仕事
子どもたちは自分たちで決めた仕事を毎日欠かさず行っています。
畑仕事では汗をかきながらた巨大なきゅうりを収穫しました。
園から離れた市民農園に通い、雑草を抜いたり水やりを欠かさなかったおかげで、たくさんの野菜が採れました。
食べきれない野菜をどうするか。
お米の精米とぬかの使い道について子どもたちと話し、ぬか床を作ることになりました。
子どもたちの毎日の仕事は増えましたが、美味しいぬか漬けが給食メニューに加わりました。
生き物に触れ、ただ捕まえるだけではなく責任をもって世話をする。自ら野菜を育て、いただく。せっかく育てた食物を無駄にしないために何ができるかを考えるきっかけを作る。どろんこ会グループの保育園では、郊外の広い園でも、駅前の園でも、そういったことを日々の保育に自然に取り入れています。