北陸農政局「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」選定証授与式・意見交換会に高堀代表らが出席
2023.02.16
2022年度の農林水産省北陸農政局「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」において、どろんこ会グループの「保育x農業で南魚沼を持続可能な地域へ!減農薬による米の生産・販売と農業体験の実施、棚田の後継により南魚沼の農業と原風景を守る活動」が北陸独自の特長ある優れた取り組み事例として選定されました。1月18日にその選定証授与式および意見交換会が開催され、どろんこ会グループからは、南魚沼生産組合の高堀代表、外谷光雄取締役、外谷望取締役、どろんこ会の安永理事長が出席しました。
持続可能な農村地域のための仕組みづくりの展望を語った意見交換会
授与式の後は、農政局と選定された他の事業者の方々との意見交換会が行われました。活動の内容や活動を始めたきっかけ、苦労したことや改善したこと、今後の展望などをそれぞれが発表。南魚沼生産組合からは、中山間地の耕作における「中山間地域等直接支払制度」の課題を取り上げ、行政に改善が必要な点を伝えました。
(※中山間地域等直接支払制度とは、農業の生産条件が不利な地域における農業生産活動を継続するため、国および地方自治体が支援を行う制度です。)
北陸農政局からは「南魚沼生産組合の事業は拡大しているが、今後はどのような取り組みをしていくのか」との質問もありました。外谷光雄取締役は「今後も子どもたちにホンモノの農業体験の機会を提供し続けること」を挙げ、高堀代表は「南魚沼の豊かな自然の中での農業体験、安心安全な米などに対して付加価値を感じてくれる人を増やし、その価値に見合う対価が農村地域の方々に支払われるような仕組みをつくっていきたい」と今後の展望を話しました。
南魚沼から始まったどろんこ会グループの農福連携の取り組み
25年前の創業当時、日本の主食であるお米の美味しさと、そのお米がどうやって作られているか、収穫を含め生産にかかわる労働を園児たちにもっと知ってほしいと考え、田植え・稲刈り体験ができる場所を探していた高堀代表と安永理事長。そんな時に出会ったのが南魚沼でグリーン・ツーリズムに取り組み、田植え・稲刈り体験を受け入れていた民宿「ヴィレッジヨシタニ」を経営する外谷光雄取締役でした。
高堀代表は「園児が10名ほどしかいなかった当時、子どもたちの田植え・稲刈り体験を受け入れてくれたことに心から感謝を伝えたい」と、これまでの歩みを振り返りながら今回の授与式の思いを語りました。
南魚沼の民宿の方々が私たちを受け入れてくださったことから始まった、持続可能な地域社会を創るどろんこ会グループの農福連携。今後も南魚沼生産組合、2022年4月に新たに設立したDoronko Agriでさまざまな事業に取り組んでゆきます。
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