発達支援つむぎ 宮下「地域子育て支援センターちきんえっぐとの協働イベント・一年間の取り組み」
2023.02.24
#発達支援
発達支援つむぎ 宮下ルームは宮下どろんこ保育園と併設し、ともに過ごしています。
今年度、つむぎ宮下ルームの地域子育て支援の取り組みの一環として、「地域子育て支援センター ちきんえっぐ」との協働イベントを一年間通し行ってきました。今回は、協働イベントの一部を紹介いたします。
一つ目は「芸術学校」です。芸術学校では、季節に合わせた製作だけでなく、五感を使って様々な素材に触れ表現を楽しむことを目的としてイベントを企画しました。
夏には、ボディペイント・色水遊び・泡遊び等全身を使って感触遊びを楽しみました。
様々な素材に触れ感触を確かめることで、指先の感覚を育み、「これを触ったらどんなかんじだろう」と想像力や思考力を高めることに繋がります。最初は絵の具などの感触が苦手だった子も、様々な感触遊びを継続的に行う中で自ら触れ、全身を使って楽しむようになりました。
秋には、園庭に落ちている葉っぱや木の枝と土粘土を組み合わせて表現遊びを楽しみました。素材から季節を感じ、じっくりと親子で遊びます。粘土遊びを通して「握る」「こねる」「つまむ」「丸める」「転がす」「たたく」など、 様々な手指の動きを経験する中で、手先の発達につながっていきます。
二つ目は「寺親屋」です。今回は、「乳幼児期の発達にあった遊びと絵本の選び方」についてつむぎ宮下ルームのスタッフが講座を行いました。
前半は、色・形・数・食べ物・生き物などカテゴリーごとの絵本や、親子で楽しめる仕掛け絵本を実際に用意し、触れながら絵本に親しんでもらいました。また、家で用意できるバスタオルや風船などを使った遊びについて紹介しました。
後半は、作ってすぐに遊べる「センサリーボトル」と「ペットボトルシェイカー」二種類のおもちゃ作りを行いまいした。「センサリーボトル」はゆっくりとボトルの中でビーズ等のパーツが落ちていくのを眺めることで、子どもはもちろん大人にとってもリラックス効果があります。「ペットボトルシェイカー」はペットボトルとラップの芯を使用し、掴んで音を鳴らすだけでなく、転がして視覚的にも楽しむことができるよう工夫しました。
寺親屋では、子ども同士だけでなく、家での遊びやどんな絵本を読んでいるかなど保護者同士の会話が広がりました。
今後もつむぎ宮下ルーム・子育て支援センター ちきんえっぐ共に、地域子育て支援に役立つイベント行って行きたいと思います。また、園庭開放も行っておりますので、気軽に足を運んで頂けたらと思います。
毎月一回、「ちきんえっぐ」の取り組みと今後の予定を「ちきんえっぐだより」としてお伝えしています。下記のページから閲覧できます。「ちきんえっぐ」では毎月様々なイベントを実施しています。
文:発達支援つむぎ 宮下ルーム職員
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