子ども発達支援センターつむぎ 浦和美園「氷の変化を楽しもう」

子ども発達支援センターつむぎ 浦和美園では、子どもたちが登園すると、自由に室内と園庭を行き来して自分たちの好きな場所、好きな遊びを選びとって遊びはじます。

1月に入り、10年に一度の寒波がやってくるとニュースになっていましたが、そんな寒さの中でも戸外に元気に飛び出していきます。

1人の子が園庭のタライの中の水が凍っている事に気がつき「氷があるよ」と言うと、その声を聞き、周りに子どもたちが集まってきて代わる代わる手を伸ばし「冷たーい」と嬉しそうに氷に触っています。

タライから氷を取りだすと、友達と一緒に上から落として「割れた」と喜ぶ子もいれば、小さくなった氷を足で踏んでもなかなか割れず「なんで割れないのだろう?」と不思議がる子、「冷たくて触れない」と言ってスプーンやお皿などの道具を使いだす子、「水に入れたらどうなるかな?」と友達と話しながら実験する子…と様々な遊びが拡がっていました。

タライにできた氷で遊ぶ子どもたち

「明日も凍るかな?」と期待しながら食紅で色水を作り、子どもたちと器に入れて園庭に仕掛けておくことにしました。「きれいだね」と目をキラキラさせながら赤、黄色、青の色水を器に入れて次の日を楽しみに日陰に置いておきます。

色水を器に流し入れる子どもたち

次の日、一人の子が「氷になっていた?」とスタッフと一緒に日陰を見に行きました。氷にはなっておらず色水のままで「えー凍ってない」「なんでだろう?」と不思議そうな顔をしていました。すると「こっちは凍っているよ」と別のところから声がしてみんなで見に行くと、同じ色水が凍っていました。氷と色水の両方に触れて「なんでかな?」「明日も置いておこうか」と会話が拡がっていました。

夢中に遊んでいるうちに氷の冷たさに手はキンキンになってしまいます。スタッフが温かいお湯を用意して、冷えてしまった手足を温めます。

タライのお湯で手を温める子どもたち

「温かいね」「こっちに入っていいよ」と体を温めながら友達との会話を楽しんでいました。

自然が作り上げた氷遊びは寒さや冷たさと言う感覚や、溶けていく様子など様々な変化を見せてくれ、寒い季節ならではの遊びを経験させてくれています。

文:子ども発達支援センターつむぎ 浦和美園スタッフ

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