どろんこだより 10月号

子ども発達支援センターつむぎ 浦和美園
2024年10月1日発行

深まりゆく秋のなか、青く澄み渡った空に凛とした空気を感じます。長かった暑い日も終わりを迎え、散歩・外遊びが気持ち良い季節ですので、たくさん外遊びや散歩を楽しみたいと思います。

今月のうた

山の音楽家
ふしぎなポケット
虫のこえ
もみじ
森のくまさん
大きな古時計

今月のさくらさくらんぼリズム

かかし
とんぼ
うさぎ
とけい
汽車

先月の畑仕事

ブロッコリーの種まき
稲刈り
最後の夏野菜の収穫

先月の活動報告

廃材の動物と散歩
土遊び
ケチャップ作り
段ボールハウス完成
梯子を渡ろう
お米ができたね

保護者さまへ

“郷中(ごじゅう)教育”と”異年齢保育” ~兄弟姉妹が大きな一軒家を自由に行き来し生活・遊び・労働を教え合う~

幕末に薩摩藩だけで行われていた「郷中(ごじゅう)教育」という教育をご存知ですか?615歳の子どもが一軒家で衣食住・儒学・書道・剣術・武術を共にする「教師なき教育」であり、「先輩が後輩を指導し、同輩はお互いを助け合う。言わば、学びつつ教え、教えつつ学ぶ」という教育のことです。この一軒家から大久保利通・西郷隆盛・東郷平八郎・大山厳らが巣立ちました。

スマホにSNSに人工知能生活の中で自ら試行錯誤する機会がますます減ってゆくこれからの時代を試行錯誤しながら生き抜いてゆく子を育てる。その為の家を建てる。外国人・高齢者・ロボット・AIと共に課題解決してゆくために、人格形成期に「ホンモノの体験と労働」を体得する。これが、どろんこ会グループの保育の根幹です。

私たちは、05歳児の人格形成期・性格形成期に「自ら様々なことに主体的に関わり自分で考えて行動する思考」を日常生活の中で身につけるために、縦割保育でも横割保育でもない「異年齢保育」を基本とし、生活・遊び・労働の時間(就学前教育の以外の時間)をクラス分けせずに子ども達自身が兄妹を頼り、相手が困っていることは何かを考え手を差し伸べることを数多く経験できるように環境設定しています。02歳児は自らの意思で年長児が居る園庭や部屋へ移動できるよう工夫を施しています。「異年齢保育」は大人が言葉で指示するのではなく、子ども自身が活動・相手を自己決定し、相談して考えてゆくように導く教育なのです。

郷中教育のイメージイラスト  

 

施設関連情報

施設名 子ども発達支援センターつむぎ 浦和美園
住所 埼玉県さいたま市緑区美園3-3-4

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